「マッチングアプリのCMよく見るけど、本当に出会えるの?」
「友達が結婚までいったって聞いたけど、そんないい人いるのかな?」
結論からいうと、いい人に出会えます。
いやー長かった。この人と出会うまで、ホントに長かった。
・彼女いない歴8年
・同期の中で未婚は自分だけ
・社会人になって出会いがない
私はそんな非モテで内気な男の婚活体験談です。
諦めず続けてれば良いことってあるんですね。
ペアーズを始めて1年半
ペアーズに登録して1年半が過ぎ、季節は10月。
なんとか続けてはいたものの
② 〃 →待ち合わせの約束する→急な体調不良でキャンセル
③ 〃 →「会いませんか?」と誘う→はぐらかされて退会
こんな状況をグルグルする日々でした。
・お決まりの誘い文句
・日に日に下がる自己肯定感
・「どうせ今回も…」という諦め
さらに同時進行でメッセージが続いていた3人のうち、2人は撃沈
・ナナさん…「転職して東京に勤める予定ってありますか?」
→「その予定はないです」と言ったら音信不通
・トシミさん…「今は仕事が楽しくて、結婚する気は無いんです…」
→告白するも撃沈
さすがに気分も落ち込み、関係が続いてるのはあと1人だけ。
これで駄目なら辞めようと思っていた
最後の1人は「みさこ」さんという方でした。
プロフィールはこんな感じ↓
・上場企業に勤務
・学生時代に海外へ留学経験あり
・趣味:ライブに行くこと
・実家暮らし
・動物好き

これでダメなら、ペアーズ辞めよう…
マジでそう考えていましたね。
これまでと同じように1週間ほどメッセージで会話した後、お誘いのメッセージを送り、OKをいただきました。
待ち合わせ①小料理屋でお話
待ち合わせ当日は車で向かっていましたが、道が混んでいたのでミサコさんに連絡しました。

スミマセン、道が混んでて…
15分位遅れそうです。

あらら、了解です。
返信が返ってきたことに、まずは一安心
「これでもし、いなかったらどうしよう…」
そんな不安を抱えながら待ち合わせ場所に行くと、入り口前でスマホをいじっている女性を見つけ
でも違ったら?また上手くいかなかったら??
今までの失敗がフラッシュバックし、色々と考えてましたが
ダメならもう仕方ねぇ!!!
そう思いなおして声をかけました。
ネイルがきれいな年上女性

会ってまず印象的だったのは、両手のネイルがすごくキラキラしていたこと。

ネイル、キラキラして素敵ですね。

ありがとうございます。
学生の時から凝ってるんですよ!
会社もそのへんは全然OKなんで(笑)

ネイルして出勤してもいいのか。
さすが上場企業、きっと社内風土や福利厚生がいいんだろうな。
そんなことを思いながら、まずはテンプレの会話をしつつ相手の人となりを見ていきました。
・趣味は何ですか?
・どんな仕事をしてますか?
当たり障りのない会話が一旦終わり、わずかに沈黙したとき

話題…
何か話題を切り出さねば…
そうだ!
推しのライブの話しをしたら
この前、推しのライブに行った話をしてみよう。
ミサコさんのプロフィールにも「ライブ好き」って書いてあったしな。

ミサコさん、ライブ好きなんですよね。
僕も好きで、この前行ってきたんですよ~
その流れで
・ステージ演出のすごさ
・終盤に来たサプライズゲスト
・最後の演出で泣くぐらい感動したこと
・今も思い出してチョット泣いてること
を5分ほど熱く語りおわってふと、ミサコさんを見ると
あれ⁉チョット泣いてる⁉?

ちょっと感動して…泣いちゃいますね、それ。
すごくいい。
お?なんか、今まであってきた人とは違うな。
感動するポイントが一緒というか…話合いそうかも!
そう感じた私は、ミサコさんと連絡先を交換し、次の約束を取り付けたのでした。
プロフィール欄に「動物が好き」と書いてあったのを思い出し

よかったら、今度は上野動物園に行きませんか?

いいですね。行きましょう。
よし!次のデートの予定ゲットだ!
待ち合わせ②上野動物園に行く
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初めて会ってから2週間後、今度は上野動物園で待ち合わせ
まずはデートプランの確認だ。
キホンは相手に合わせるように動くとして…

自分としては、動物園は1つのブースをじっくり見て観察したい。
その辺リズムが合うといいな~
などと考えていると、駅の方から歩いてくるミサコさんを発見。

お待たせしました。
待ちましたか?

いえいえ。僕も今来たところです。
じゃ、行きましょうか。
巡回ルート通りに歩き、いろんな動物を見てるときに思ったのは
ミサコさんと周る動物園は、沈黙はあるものの、それが不思議と気まずくない。

私、動物園って1つ1つじっくり見て周るの好きなんです。
ジッと見てると、特徴とか個性がそれぞれあって

分かります!
僕もじっくり回りたいんですよ。
この間の社員旅行は駆け足で~
よかった。ミサコさんも喜んでくれたみたいだ。
なんか、価値観が似てる気がするな。
沈黙も気まずくないし、なにより1日一緒にいても気疲れしない。

よーし!もう1度会えたら、その時は
もっと突っ込んだ話題を振ってみよう。
ミサコさんと分かれた後、そんな風に意気込んでいたのですが…
会社の上司と海外旅行に行くことに
動物園デートから何日か経ち、仕事をしている最中でした。
上司と雑談していたら、流れで海外旅行の話しになり

ともちょ君は、海外旅行いったことあるの?

いや、ないですね。
日本から1度も出たことないです。
時間があれば行きたいんですが

いやいや、そんな事言ってたら一生行けないよ。
時間は空くものではなく、作るんだ。
よし!私がナビするから一緒に海外旅行に行こう。

…え?え?急すぎないか?
しかも上司とマンツーマンで?
プライベートで???
結局、あれよあれよと予定が決まっていき、プライベートで上司と海外旅行に行くことに。
マジかよ、次のデートの日程が先延ばしじゃないか…
嘘をつく必要もないので、ミサコさんにありのままをLINEでそのまま伝えたら

おもしろい上司ですね(笑)
楽しんできてくださいね。
おみやげ話、待ってます。

(笑)
では、行ってきます。
お土産も買ってきますね。
こうして上司と2人きりで海外旅行に行く羽目に。
旅行自体は楽しかったのですが、ミサコさんと会うのは先になってしまいました。
その後も休日出勤などで予定が合わず、会えるのは2~3週間に1回くらい。
会えるのは2~3週間に1度、でも…
リアルに会えない間は、毎日LINEを送っていました。
・通話すれば平気で2~3時間経ち
・気づけば午前様なんてことも
頑張ってそうしてるわけではなく、ずっと話してられるな~という心地よい空気を感じていました。

これ、ひょっとしたらひょっとするかも
年末に会う約束を取り付けた!しかし…
上司との海外旅行も無事終わり、季節はもう12月中旬になっていました。
お土産話も出来たし、ミサコさんにLINEしてみよう。

お疲れ様です。
無事に海外旅行から帰ってきました。
お土産話もあるし、また会いませんか?

いいですね。会いましょう。
年末年始は忙しいので、年明けだとありがたいです。

はーい。
では、コチラも予定確認しますね。
年の瀬ということもあり、会社は繁忙期。
1月は会社の予定がまだ出てないから、それが出てから連絡しよう
そう思っていたのですが…
タイミングが悪いことに、年末にインフルエンザにかかってしまいました。
連絡が返せる状態じゃない。終わったか…
会社から帰った晩から
・関節が痛くて起き上がれない
・気分も悪くてうなされる
こんな状態だったので、とても連絡が返せる状況ではありませんでしたね。
会社には電話しましたが、その後はずっと寝込んで、コンビニにポカリとカップ麺を買いに行くので手一杯。
そんな日々が1週間以上も続きました。
その間、ミサコさんにも返信を返せないまま…
そんな不安が頭をよぎりました。
それでも縁は切れなかった
インフルエンザが治ったのは、年が明けてからでした。
ただ、ミサコさんには全然連絡が返せていない…もう連絡付かないかもしれないな。
でも嘘をついてもしょうがないし、正直に言おう。
勇気を出して、久しぶりのLINEを打ちます。

みさこさん、スミマセン…
年末からインフルエンザで倒れてて
返信できませんでした。
15分ほどして

あら⁉それはタイヘンでしたね。
大丈夫ですか?

ありがとうございます。
今はもう大丈夫です。
改めて、予定確認してみますね

はーい。お願いします。
ムリはなさらずに
返信きた。何事もかなったかのように!!
1週間連絡を返せなくても、縁が切れなかったぞぉぉぉ!!!
確信する
この時に確信しましたね。
しかも次回会う場所は、みさこさんが予約してくれたお店で会うことに!
これはもう、相手にも気があるんじゃないか⁉
と確信はさらに深まっていきました。
待ち合わせ③相手が予約してくれたお店
仕事の都合がうまくかみ合わず、結局3回目に会えたのは2月中旬になってしまいました。
みさこさんが予約してくれたお店で、旅行のお土産話に花を咲かせながら、思ったんです。
みさこさんとは
・ライブの話も合う
・お互い会える距離にいる
・1週間連絡付かなくても縁が切れなった
今までの散々な体験と比較しても、これをご縁と言わずして何と言おうか。
(もう行こう。むしろ、この場でいっちゃうか?)
などと、ビールを飲みながら思案していたとき

私、サクラがきれいな所に行ってみたんです。
一面にブワーって咲いてるような
と、みさこさんからデートの提案!
サクラが綺麗な場所…それなら、近くに良いところがある。

あ、そしたらいい場所知ってますよ。
一緒に行きませんか?

やった!わーい
楽しみにしてます。
よし決めた。次のデートで告白しよう。
これが最後のチャンスだ。結果がどうなろうと、後悔はしたくない。
前回もプレゼントを渡すところまでは悪くなかった。
あとは相手の気持ちがあるかどうかだが、それはもう神に祈るしかない。
プレゼントは何にしようか?
色々と悩んだ末、
・化粧水とか良いんじゃないか⁉
・わりと高めのヤツなら喜ばれるだろうし
・コッチの本気度も伝わる!
ということで、人生で初めてマツキヨの女性化粧品コーナーに入り、1番いい(と思う)やつをゲット。
サクラの名所で告白!

季節は3月になり、例年より早くサクラが満開になった頃
車にみさこさんを乗せて、職場からワリと近い成田市さくらの山に行きました。
お昼に待ち合わせてご飯を食べ、夕暮れ時に付けるようにスケジュールを組み、
無事に目的地まで着くと
・夕方のいいムード
・天気も快晴
よし!天もオレに味方してくれている。
一番見晴らしのいい展望台で、離着陸する飛行機を見ながら

ミサコさん、僕と結婚を前提に付き合ってください。

あ…はい、どうぞ
・・・
お?なんか、アッサリ…

ということは、OKってことだよな?
やや拍子抜けしたものの、こうして正式に付き合うことになたったのでした。
付き合って1年。プロポーズを決意!
付き合ってから1年が経とうとしていた頃。
相変わらずデートは2~3週間に1回くらいのペースでしたが、
・たまに悩みも聞くし、聞いてもらう
・デートプランを2人で作って旅行する
こんな感じの穏やかな日々を過ごしていました。
不思議とケンカもすることなく、帰るのが惜しくなって終電まで駅のホームで話すこともしばしば。
そうしてあっという間に1年が経ったとき

よし!プロポーズしよう!!
そう思い立ち、再びサクラの山にみさこさんと車デート。
その年のサクラも、満開に咲いている頃でした。
告白したときと同じく、一番見晴らしのいい展望台で

ミサコさん、僕と結婚してください。
返ってきた意外な答え

みさこさんはうつむき、何か言いたそうに黙っちゃいました。
(あれ?ダメなのか?いや、なんか、迷ってる??)
何秒かの沈黙の後、ぽつりぽつりと打ち明けてくれたのは
・家事も満足にできるか分からないし
・たまにどうしようもなく落ち込んでしまうことがあるの

だから、一緒に暮らして出来ない事や
至らないところを見られたら
幻滅されないかな?嫌われないかな??
って、怖くて…
そう言って、シクシクと泣いてしまったんです。
意外な答えでした。でも、彼女は結婚すること自体を迷っているわけじゃない。

大丈夫ですよ。僕だってテキトーだし。
最初は分からなくて当たり前ですよ。
キチンとやらなくていいんです、40点くらい取れてれば。
僕はあなたと、もっとずっと一緒にいたいんです。
内側からあふれるように出てきた思いを、自分でもビックリするくらいスラスラと言葉にして伝えました。

うれしい…
はい。よろしくお願いします
こうして無事にプロポーズは成功したのでした。
めでたく僕はみさこさんと結婚し、子どもを授かって今に至ります。
まとめ ご縁があるまで諦めないこと

結論、マッチングアプリで婚活するのはアリです。
もちろん、ここに至るまでの道のりは決して楽ではありませんでした。
・ある日、急に連絡取れなくなる
・デートの約束もすっぽかされる
・「今は彼氏作ろうと思ってない」と言われフラれる
全て挙げるとキリがないですが、こういった理不尽も経験しましたね。
それでもマッチングアプリには、それを上回るメリットがあります。
・生活圏外の人と出会える
・事前に価値観や好みが分かるのでコスパもいい

なにより人のイヤなところ、悪意や打算を知ることで
メンタルも強くなった気がします。
”人間ってこんなもんだよね”っていう(笑)
私もペアーズが無かったら今の奥さんとは出会えなかったでしょう。
ご縁があるまで1年半もかかり、その間にたくさん失敗したし、なかには変な人もいました。
でも、
・今の生活圏内で出会いがない
そう感じているなら、今すぐ始めてみましょう。
婚活で大事なのは、巡り会えるまで諦めないこと!
この経験談が、あなたの背中を押せればと願っています。
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